りんご通信６月号

いつも皆様には、メールでの突然のご連絡などにもご理解とご協力をいただき、本当にありがとうございます。こころから感謝しております。　　GWホリデー後も引続き感染対策休講ご協力もありがとうございました。　自粛休講連絡と講師交代についてのご案内をさせていただいた際も、逆に私に対して労いの優しいお言葉までいただき思わず涙が出ました。退去後のアパートのあと始末に途方にくれていたので「お疲れ様です」の一言もとても嬉しかったです。ありがとうございます。実は半年前からずっと悩んでいました。講師交代のことにつきましては、皆さまにはたいへんご迷惑をおかけし本当に申し訳ございません。今もBig Appleに通う大切な子供たちの育成や意識の高い大人の生徒さんたちを任せることのできる外国人講師をリクルートしている最中です。

このことは同業界内でも問題となっていて一般には知られていないことですが、事情としては１年前からコロナの影響で多くの外国人が解雇されたり、給料が支払われなかったり、教室の閉鎖などで居場所を失った外国人は帰国を余儀なくされた方も大勢みえるそうです。どこの教室でも生徒さんがお休みされたり、退会されたりで会社運営に影響があり、大手の日本人講師の方でも給料やボーナスなどカットされたそうです。確かに私たちの教室でも、昨年はコロナの影響で休会や退会ご希望の方が続出しました。フルタイム契約をしている講師に対しては、勤務時間、仕事量もかなり減らしました。友人や知人で会社経営者に相談しても、給料やボーナスはカットするのは仕方ないことだと言われました。３年前の契約書にはなかったけれど、こんな時だから相談してパートタイムに変更したら？とも言われました。でも「だからといって給料をカットしたりするとその人も生活があるのに、どうする？」って考えると、経営側が耐えるしかないと決意し、外国人講師の給料やボーナスをカットすることは一切しませんでした。それもこれも、今も私と一緒に耐えてくださり、応援してくださっている皆様のおかげです。本当に感謝しております。実際に今年１月に応募があり知り合った南アフリカの先生候補者も帰国を余儀なくされた一人です。日本に興味をいだき希望を持って来日した矢先に起こったことだったそうです。その話を聞いて、大きな会社でさえも外国の人たちへの対応がCOVID-19のために混乱を招き、どれだけの人たちが不安な思いで過ごしたことか、また無念な気持ちで後ろ髪をひかれるような思いで帰国されたことか、考えると本当に心が痛みます。でも何とかもう一度日本に来るチャンスをつかむためにと、ちょうど募集をしていたことで縁があり、今でも情報交換をしています。日本が国（政府）の都合で決めたことで、私たちのような業界への新規入国者は、海外からの入国ビザ申請が認定されず入国許可をしてくれないため、仕事をしたくても日本に入国できません。法務省や外務省にはさんざん問い合わせをしたり、入国管理局にも何度も電話して確かめたりしました。お互いにあらゆる手段を考えましたが、残念ながら今は保留になっています。時期がずれたため国内に残った外国の人たちからは、雇用されている会社から不当な扱いをされ悲痛な悩みを相談されることもあります。コロナ禍でみんなが不安な思いで滞在しているのに、どうして人が人を大切にしないのか不思議に思い、そういう話を聞くと本当にやるせないです。

とくに今は広告会社の方とも世間話を交えて、コロナ禍におけるアメリカと日本の違いに気づかされたり、お会いしたわけでもなくただ募集広告をメールのやりとりだけで担ってくださっている方なのですが、お互いを心配し合ったり、日本が大好きだと言われた理由の一つに北海道にみえる奥様やご家族のことを話題になったり、コロナ禍で全人類がそれぞれに困惑状態なんだとつくづく痛感しています。

すでに１年以上コロナのことで振り回されっぱなしで人生が一変してしまいましたが、かならず乗り越えられる時が来ると信じ、それに屈することなく善処していきたいです。講師のことはその都度ご報告させていただきますので、どうぞご理解とご協力をこころからお願い申しあげます。

また、市内の幼稚園や小中学校でも感染が拡がってきました。変異株は年齢関係なく症状が悪化しているようで心配です。今後またコロナ感染拡大が懸念された場合は、皆さまの安全安心（政府がこの言葉をさんざん使うので）のため急きょオンラインレッスンへの切替に対応します。オンライン環境が難しい場合は、お休み、または教室で開校時間を短縮の上で時間割を変更して取れるかも考えてみます。ただ私たちも在宅が必要なオンラインと教室でのレッスンを両方同じ日に作れないため、時間割は限定されます。その時はまたご相談させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。