りんご通信2月号

今慌ててお便りを書いています。もう大晦日、いつの間には令和2年が終わります。今朝カーテンを開けたら庭一面に雪が10㎝くらい積もっていて、昨夕の妙に大きな音と共に吹いていた風が理解できました。この辺りはまだこの程度で済んでいますが、寒い地方は本当に大変だと思います。気をつけてほしいと心から思います。毎日こわごわといろんなことに気遣いながらの生活をしてきたせいか、今年は追われながらの一年でしたが、いつでも皆様のご協力のおかげで私たちは何とか過ごすことができたと思います。本当にいつもありがとうございます。心から感謝しております。明日からの新しい年が少しずつでも良い方向にむかってくれるよう願わずにはいられません。海外ではワクチン投与が始まっています。その効果は未知だけれど、せっかく明るいニュースを受けた矢先にコロナは更に変異種を作り、私たちをかく乱しています。日本でも春に投与が始まるらしいですが、とにかく私たちは出来る限り不要な外出を避け、蜜を避けてきちんと正しくマスクをし、手洗い消毒で清潔を保ち、人との接触をできるだけ少なくして過ごすことだと思います。

また逆に、今年は仕事や生活スタイルの変化において新しいものを発見できたと思います。たとえばこの4月最初の外出自粛通達の時、不眠続きで悩みに悩んだ末にBig Apple初のオンラインレッスン提供を決意した私に、賛同してくださった方々が夜中まで私に付き合ってくださったこと、今でも忘れません。その一歩があったからこそ、第二波の夏もすぐにオンラインに切り替えることができ、普段ではできないオンラインならではのレッスンが出来たことは大きな感動でした。密を避けるために中止したパーティーもオンラインでやってみようと思いつき実施しました。それも今までになかったパーティー兼レッスンができたと思います。余談ですが、オンライン特別レッスンで普段私はカメラもマイクも切っているのですが、長時間参加する子どもたちの休憩中にときどき耳にする会話は純粋で可愛らしくて、私もつい声を出して笑えて楽しいです。子どもたちにとっても、こういった息抜きも今はとても必要だと思えます。Google Meetが使える間は使いたいと思います。

改めまして、新年2021年もどうぞよろしくお願いいたします。日々感謝と笑顔をこれからも常に忘れずに届けていきたいと思っています。教室に通う子どもたちが一生懸命がんばろうとする様子を見ているのは本当に頼もしいものです。小学生、中学生、高校生と学年があがるたびに成長し、勉強することについて疑問に思いながらも英会話だけは身につけたい、学校の英語だけは点を取りたいと子ども自身が自覚している子が増えました。夜間はときどきしか顔を見ない子にはときどきメモをつけてお便りを渡したりしますが、読んでくれているんだと確信が持てます。中学2年生になったら、まずはスピーチコンテストに初挑戦して3年生で更に力をつけた自分自身を見出せると思います。高校生は大学に向けての準備に忙しいながらも英語はどこに行っても必要性が高いことを理解しているようです。ネイティブ音をきちんと聞き分けられる力をもって、そのうえで会話を楽しめるようにと続けている子たちは必ず将来優位に立てる子たちだと確信しています。楽しみな子たちばかりです。

卒業生も未だに覚えていて会いに来てくれますが「英語はがんばってるよ」って言ってくれる子や、自分の子を習いに連れてきたいって言う子もいます。え?もうそんな歳になったの?と思ったりもしますが、確かに私自身、いつも腰痛もちで白髪は増えたしシワも増えたって自覚しています。年齢のせいだけでなく今年のストレスはかなりなもんで、そのストレスのせいもあるけれど、都合のよい言い訳ですが、自然の摂理ですね。随分前のことですが、まだ私が染めていなかった頃の話、知り合ったアメリカ人男性に「どうして日本人は髪の毛を染めるの?」って聞かれた時に「特に女性は白髪を隠したいから染める」って答えました。その時にそのアメリカ人男性は「染めない方が絶対いい、だから染めないでね。natureの方が美しい」って言いました。日本人と外国の人とは何かと感覚が違うのはわかりますが、染めるのが面倒な時はその人が言ったことを思いだして”自然が一番”って自分に言い訳しています(笑)

さて話題はそれましたが、英語をちゃんと聞けて理解できて英語で答えられると、こんな他愛のない会話でも笑いながらできるものです。外国の人たちの中には日本語をすごく勉強している人も多いですが、そういう人たちでさえも英語を話せる相手とは英語をつい使ってしまうようです。がんばって日本語で話してくれてるって思いながら話していたのに、いつの間にか英語に変わるので、私は何語になってる?って思いながら、そうなる理由はよく理解します。私は基本日本語しか話せませんが、英語で話している時に言葉が出てこないと日本語の方が楽だし簡単って思ってしまいます。それはがんばってその言語を話しているからです。Big Appleの先生たちは日本語を勉強して話せる人も多いですが、最終的には英語になってしまいます。そして日本語はホントに難しいって言います。英語の方が簡単なんだそうです。だから年数や努力は必要ですが、幼い頃から習っているBig Appleの子たちは日本で育った準日本人なのにネイティブ音で英語を話せることに自信をもってほしいです。その努力は必ず芽が出るので実行してほしいです。この冬休み中にたくさん宿題を出しましたが、休み明けにその努力が見られることを楽しみにしています。

実は、休みの2週間前にしっかりとわかるまで、わかるように言葉を選んで「実験的に毎日10分でもいいからやってみて」とリスニング教材を自分なりにできるところまでやるようにと数人の子に進めたところ、10分どころでなく30分以上を1週間試して休み前のレッスンで自分の中で、その違いに実感した小学生の子もいます。自分自身との闘いになりますが、何でも努力をすればそれだけの結果が必ず出てきます。手抜きをしなければ英語もまさにそうです。英語はどこまでもついて回ってくる科目です。でも、リスニング・発音がきちんとできたら、読んだり・書いたりすることは容易になってきます。それは自然と会話することへの自信につながってきます。

Big Appleの子たちの活躍を2021年も期待しています。そして、新年も保護者の皆様と共に、子どもたちに寄り添いながら一緒に歩んでいきたいと思っております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

追伸:メニューから入れるGallreyから、結局写真などはFacebookにリンクしました。

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